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【番外編】DCI参加レポート
DCI(Drum Corps International )
毎年夏にアメリカで開催されているマーチングの大会です。
チューバ担当のまえけんです!
僕は昨年TheBlueStarsという団体に所属していました。
僕が初めてDCIの動画を見たのは高校2年生の時。レベルの高い演奏演技、日本とは比べ物にならない大きなフィールド。まぶしい光に照らされた緑の芝生、客席を埋め尽くす観客、そしてあの爆音をかき消さんばかりの大歓声。その全てに衝撃を受けて一瞬でドラムコーの虜になった僕は、自分も挑戦してみたいなと思うようになり、大学2年生の秋にオーディションに参加して合格し、BlueStarsのメンバーとなりました。
基本ほとんどの団体が5月中旬にシーズンが始まります。最初1ヶ月はSpring trainingと呼ばれる1日中ひたすら練習するという期間を過ごします。1日に4時間のブロックが3つ、計12時間練習に励んでいました。練習の内容は過酷でレベルの高いものを要求されます。何度もくじけそうになり、その中で自分の実力の低さを痛感しました。
また言語の壁もあり、始めの頃はよく指示を聞き間違えて数え切れないほどプッシュアップしました、、笑
しかし、そんな過酷な練習の中でもチームメイトとの親睦を深め、お互いに切磋琢磨する毎日はとても楽しく充実していました。
みんなで励まし合い、支え合えたからこそ乗り越えることができました。
時は経ち6/22にFirstShowを迎えました。会場は決勝の会場でもあるルーカスオイルスタジアムでした。
実際にフィールドに立ってみるとほとんどが想像を超えるものでした。
この日を皮切りにアメリカ各地をバスで回りながら2ヶ月で約30回の本番をします。つまり2日に1回は本番があるという事ですね!
毎日のように点数が更新され入れ替わる順位に一喜一憂していました。それがDCIの醍醐味だと僕は思っています!
ツアーが始まってしまえばもう後はあっという間に時が流れていきます。なぜかって?とっっても楽しいからです。笑
そして8/9、いよいよインディアナポリスに、ルーカスオイルスタジアムに帰ってきました。9日からの3日間連続で本番がありますが3回目の本番であるファイナルに残れるのは上位12団体のみです。熾烈な争いの中、僕たちは無事にファイナルに駒を進めました。
showの最中も前回では歓声が上がらなかった部分で歓声が上がり、歓声も前回とは比にならないほど大きなものでした。最後の音を吹いた瞬間に観客が立ち上がり両手を上げてガッツポーズをしたり拍手をしているのを見て鳥肌が止まりませんでした。自分が求めていた13分間に3ヶ月かけてやっとたどり着きました。あの感動は一生忘れられません。
夏が終わり日本に帰って来年どうしようか迷いましたが、Blue Starsに戻ろう決めました。つい先日もアメリカへ行きキャンプに参加して新しいメンバーと練習をしました。やはりドラムコーは楽しいです。今年もたくさんの人に感動を届けられるように全力を尽くすので是非応援をよろしくお願いします!
そして、もしDCIに挑戦したいという人がいれば是非挑戦して欲しいと思っています。きっと一生忘れられない経験をすることができます!!
それでは、いってきます!