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06/02 sun ...... 「Making The Rainbow」
しわす!
ドリスカルーキー、カラーガードのゆうせいです!
今週の練習では、カラーガードはレッスンが行われ今シーズンのshowである【Bulls】の振り入れがありました! やはり新しいshowの振り付けがついていく瞬間というのはいつになってもワクワクします。
そして、練習後には結団式が行われました!
私はドリスカルーキーなので初めての事も多いのですが、この1年間【Making The Rainbow】という活動テーマの元このメンバーと過ごすシーズンが楽しみになり、ひとつのチームとして団結して歩み始めた気がしました。
突然ですが、私、マーチング辞める決意をしていました。
2023年8月12日。ルーカスオイルスタジアムで行われたDCI WORLD CHAMPIONSHIPでThe Blue Devilsの一員としてチャンピオンを獲得し、カラーガードも20点満点中19.9点で1位。今シーズン出場した22回の大会は全てで1位を獲得。正真正銘のVictory Runが終わった後、私はこれまでにない達成感に涙を流しながら、モニターに表示されているBlueのロゴ、胸に付いたエイジアウトの花と共にこう思いました。
「これでカラーガードを辞めれる」
マーチングをする理由やDCIに行く理由は人それぞれです。しかし、多くの人が表現するのは「夢を追いかけてアメリカにマーチしに行く」というものではないでしょうか。
私はそう思った事は一度もありません。
今までマーチングやカラーガードをしていく中で、「憧れ」と「比較」という感情に囚われていた私はそれを終わらせる為にアメリカに行きました。世の中には上手い人が沢山いて、常に自分と比較して、憧れて目指そうとすればするほどマーチングやカラーガードを楽しむ事は出来なくなり、自分自身の技術や経験を認められなくなっていました。上手くなることに囚われて、ついていく事に必死で、満足すること無く自分を否定し続けました。
そういった思いをチャンピオンを取る事で昇華でき、もう囚われることも無いんだ!と楽になったと思っていましたが、どうも何かが違うんです。どうしてもマーチングの事が気になってしまうのです。
その度に、自分は努力した、もう最高の経験をしたからマーチングはしない、1位という数字が結果として認められたと言い聞かせていました。そこから半年、色々考えて気がつきました。
自分ってマーチングを辞めたいんじゃなくて、ただ楽しみたかっただけなのでは……?
単純に、マーチングを楽しんでる人がずっと羨ましいだけでした。それなら、自分もやるしかないでしょ!ここまで来てやらない理由を付けるのは勿体ない!と感じ入団を決意しました。
これに気づくことができたおかげで、今ものすごく練習が楽しいです。毎週日曜日が楽しみな生活ってこんなに最高なんだって常に実感しています。
このような環境がある福岡は恵まれていて、ドリスカを20年、ここまで引き継いできた方々に感謝です。
そして、私は今年度、カラーガードのVisual Leaderを務めることになりました。私は練習に来る人みんなにマーチングを、カラーガードを楽しんで欲しいです!レベルアップしたい人も、息抜きにマーチしてる人も、人に会いに来てる人も、全員楽しいと思えるような環境を作りたいです。言うのは簡単です、しかし、囚われながら続けてきた私だからこそ今出来ることも沢山あると信じています。今までは自分の経験や技術を信じる事は無かったので、今年くらいは自分を信じる事をしたいです。
何より、今年のドリスカ、とにかくアツいんです。 沖縄から通う人、佐賀や大分、熊本、長崎、更には山口、そして広島から通う人、有名校の指導者、強豪校出身の人達、多くのDCI、WGI経験者、そして沢山の母校出身の同期や先輩と後輩。素晴らしいパーソナリティを持っていて且つマーチングパッションが強い人たちとshowが出来ることって幸せだなと思います。
それと同時に楽器がコンバートした人、マーチングを初めてする人、ガードを初めてする人も沢山います。いつになっても挑戦する人を見ると自分ももっと頑張ろうと思えますし、マーチングやガードを好きになってもらい次に繋いでいって欲しいと強く思います。
本当に色んな人が居る中で、そのメンバーのもつ個性、つまり“色”をあせさせることなく、その色を生かし美しい虹を作り上げ、一定の条件がそろったときにしかおこらない、奇跡のような虹をマーチングの中で織り成して生きたいという思いの込められてる【Making The Rainbow】 。
私も虹を作る一員になれていることを誇りに思い、同時に感謝します。
した!