今週のブログはマーチングバンド、カラーガード初心者の猪子が担当します。初めてのブログなので、温かい目で見て頂けると幸いです。

今週の練習は、インオカでの成果や課題を再確認し、セクションでの練習をしました。
M1からM3を通して、身体の隅々をどのように動かすと美しく表現できるかを考えるのはとても難しかったですが、見せる「美」を追求できました！

藤蔭高校さんのご厚意で練習場所を提供して頂き、セクション練習後にお互いにショーのお披露目をしました！お互いに良い刺激になりました。


さて、今回は私が「FUKUOKADreamScouts」に入団した経緯についてお話します。

私はこの26年間、陸上競技を主に取り組み、音楽を通して何かを表現するという種目との出会いはありませんでした。

友達のお誘いで大学のマーチングバンド部の定期演奏会を見に行ったのが、私が初めてマーチングと出会った日であり、動きと音のコンビネーションに魅了されました。
滑らかな動きから激しい動きへの変化や音の強弱や高低を巧みに表現する姿を今でも鮮明に覚えています。

同時期、私は110mHでの記録を伸ばすことに対して不安や悩みを感じていおり、動きとリズムをどのように自分の物にし、リズムアップと動きをどのように連動させればをよいか考えていました。

マーチングバンドを楽しみながら見ていくうちにある考えが浮かびました。それは「楽しみながらリズムを取る」ということです。
マーチングで演奏したり、演技したりする方々は楽しみながらリズムをとって最高の美しさを表現しています。自分自身も「ハードルを飛び越えて走るとき楽しみながらリズムを取ればいいんだ！」と記録ばかり気にしている古い考えを捨て実際に実践してみました。

すると、楽しみながらリズムを刻むことで、肩に無駄な力が入らずコンパクトにハードリング(ハードルを飛び越えること)することができました。
練習を重ねる内に記録を大幅に越えることができ、「楽しむ」ということはリズムだけに留まらず、様々な面でポジティブに物事を考えることができるようになりました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

観賞していた頃から6年の時を経て、私は新たなチャレンジをするために「全力演技」する者としてこの場に立っています。

この場に立てているのは「一緒にやってみよう」と声をかけてくれた妻のありがたい言葉と、今まで経験したことのない初心者の私を暖かいお言葉やアドバイスをしてくださる各パートの皆さんのおかげです。本当にありがとうございます！


最後になりますが、自分自身を進化させてくれたマーチングに恩返しができるよう、全力で楽しみながら今シーズン頑張っていきたいと思います！